はじめてのお菓子づくりにクッキーはいかがでしょうか。こちらでご紹介するクッキーは、一度、生地を棒状にして冷やしてから、切って焼き上げます。型がなくても作ることができるので、お菓子づくりに慣れていない方にもおすすめです。バニラで香りづけした、ふんわりと甘いバタークッキーは、シンプルでやさしい味わいです。
下準備をしっかり
作り始める前に、あらかじめ、すべての材料を計量しておきます。 どんなお菓子を作りはじめるにも、まずは、溶けるのが遅いバターから処理をします。そのあとに、ほかの材料を計ると手際よく作ることが出来ます。
バター、玉子を室温に戻します。バターは、かたまりのまま置いておくと、まわりから溶けはじめるので、なかなか中身まで常温になりにくいものです。端からうすく平らに切っていき、それぞれをラップに包み、あらかじめ手で揉んでおくと、早く均一に柔らかくなります。
薄力粉は、あらかじめザルでふるっておきましょう。
バニラクッキーを焼きます
材料
玉子(Lサイズ)…1コ
薄力粉…210グラム
バター(食塩不使用)…80グラム
グラニュー糖…80グラム+適宜
バニラオイル…少々
作り方
1 ボウルの中に柔らかくなったバターを入れて、泡立て器でかるくほぐします。
2 グラニュー糖を3回に分けて加えていきます。ボウルのフチに泡立て器をそわせるようにして、力を入れず、かるく混ぜていきます。◎混ぜている間に、泡立て器のなかにバターが入ってしまうようですと、まだ、バターがかたい証拠です。
3 3回目のグラニュー糖が入ったところで、黄色から、白っぽい色味になるまでしっかりと混ぜていきます。砂糖は、ザラッと残っていてよいでしょう。◎ボウルの下にぬれブキンをしくと、ボウルが揺れず、安定した状態で混ぜることが出来ます。
4 小さめのボウルを用意し、玉子を割り入れ、フォークで溶きほぐします。玉子に空気が入らないように、フォークの枝の間に白味を通すようにして、かるくほぐします。玉子がほぐれたら、泡を入れないように、3回に分けてボウルへ入れます。このとき、ボウルのフチにフォークをあてて、枝の間から玉子を通すように流し入れます。玉子がなじむまで混ぜていきましょう。◎混ぜれば混ぜるほどいいかというと、そうではありません。あまり混ぜすぎると、玉子やバターが分離してしまうので、注意しましょう。
5 バニラオイルを加えます。バニラエッセンスを代用しても構いませんが、バニラオイルのほうが香りが濃いため、その分本格的な味わいに仕上がります。
6 ゴムベラに持ち替え、薄力粉を一気に入れます。ボウルの底に粉がたまってしまうので、ゴムベラで生地を底から持ち上げ、おさえつけるように混ぜていきます。ボウルのフチに粉が残っていたらこすりとり、粉が出てこなくなるまで混ぜます。◎混ぜすぎないように気をつけましょう。
7 生地が出来上がったら、ラップに包みます。うすく平ら(厚さ1〜2センチほど)になるようかたちをととのえたら、冷蔵庫で30分ほど冷やします。◎そのままラップに包んで冷やすよりも、平らにすることで、その分早く冷えます。早く冷やしたいからといって、冷凍庫に入れてはいけません。
8 冷蔵庫から取り出したら、ラップをはずします。まな板やカッティングボードなどに薄力粉をひき、手のひら全体をしっかり使って生地をこねます。生地がなじんだら転がして、直径4センチの棒状にします。◎15センチでちょうど10枚分です。
9 バットなどにグラニュー糖をひろげ、そのうえに棒状の生地をおいて、転がしながら、側面にグラニュー糖をつけていきます。砂糖はたくさんついている方がおいしいので、何往復かさせましょう。十分に砂糖がついたら、再びラップで包んで、冷蔵庫で30分ほど冷やします。
10 オーブンを180℃に予熱します。
11 9を取り出し、幅1.5センチに切ります。◎生地は、大きい庖丁で切ったほうが切りやすいです。
12 天板の上に並べ、オーブンで14分ほど焼きます。焼きムラが出来ないように、7分ほど経ったら一度オーブンを開け、前後を入れ替えます。14分経ったら取り出し、そのまま粗熱を取って出来上がりです。
協力:森岡梨(A.R.I)
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今日、バニラクッキーを作りました。
とても美味しいクッキーでした。
やっぱりお家で作ると美味しいなぁっと実感しました。
また美味しいおやつレシピを教えて下さい!