裁縫のきほん 1

ちくちく裁縫
これさえあれば

監修・石川ゆみ 写真・広瀬貴子 文・晴山香織
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ボタン付けやゼッケンの縫い付け、裾のほつれなどのちょっとした補修……。日々の生活のなかで、裁縫をする場面はさまざまあります。そのために基本的な道具は、そろっていますか? 手縫いに最適な針や糸、使いやすいはさみ、さらに、あると便利な道具を紹介します。すいすい気軽に縫ったり直したりできるよう、裁縫箱の中身を確認してみましょう。

針について

縫い針は太さや長さが違い、さらに和針や洋針、革用と種類が豊富。まち針の頭のデザインはさまざまなので、楽しんで選んで。

一般的な手縫い針は、「普通地用 7号」という表記を目安にしてください。綿や麻、ウール地へ通りやすい太さです。薄い生地には細い針の方が針穴を目立たなく縫えますし、厚い生地は太い針の方が力を入れやすくなります。長さは、長針と短針の2種類のものがおすすめです。長い直線縫いでは長針を、細かい縫い目では短針を目安にしましょう。

まち針は、使っている最中や取り外す際にわかるよう、頭の色が生地と違うものを選びましょう。アイロンでも溶けないタイプが安心です。

糸について

使う生地が決まっている場合は、
店に持参して色を見比べながら選ぶと安心です。

手縫いの場合は、「手縫い糸」「家庭糸」と表記のある糸から選びましょう。

ボタン付けやゼッケンの縫い付けなどには、しっかりした綿糸がおすすめです。ほつれの修理など、縫い目を目立たせたくない場合は、細くて丈夫なポリエステル糸を。ミシン糸は手縫い糸と「より」の方向が違って、手縫い時にはからまりやすく、初心者には向きません。

糸には「番手」という太さを示す数字があります。ボタンの穴や縫い目に合う太さを選びましょう。原則として番手数が大きいほど細くなります。

はさみについて

糸切りばさみも裁ちばさみも、材質やデザインによって価格はさまざまです。予算に合わせて気に入るものをみつけてください。

布も糸も、専用のはさみの方がカットしやすく、作業がスムーズに進みます。

布を切るための「裁ちばさみ」は、重さや大きさ、刃の材質の違いがあります。ステンレスは錆びにくくて安価、鋼は切れ味が良く長持ちしますが高価です。使う際は、布以外のものを切ると刃こぼれして切れ味が悪くなってしまうので注意しましょう。「糸切りばさみ」は、片手で握りやすく、パッと手にしやすい軽さ。デザインや形状違いが数多くそろいます。

どのはさみも、裁縫の際によく手にする道具ですから、使いやすい大きさ、形、重さを店頭でしっかり確かめましょう。

チャコペンについて

上3本は鉛筆、下はペンタイプ。
生地の色や柄に紛れない色を選びましょう。

縫い目やボタンをつける位置など、生地に目印を書くチャコペン。鉛筆やペン、パウダーやチョークタイプ、転写式があります。また、水で洗えば消えるものもあれば、時間が経ったら消えるものも。消えるまでに必要な時間も数時間から数日と幅広くそろっています。

初心者におすすめは、どの生地にも使いやすい鉛筆タイプ。時間が経つと消えるものは製作途中に薄くなる可能性があるので、水で洗うと消えるタイプなら安心です。

ペンタイプは、インクなので書きやすく印がつけやすいのですが、ウール生地には引っかかることがあります。生地や使い方を確認して選びましょう。

あると便利な道具

糸通しは、針とセットになっている場合もあります。
リッパーは握りやすいものを選びましょう。

あると作業がはかどる道具を紹介します。どちらも、初心者の助けになるので、ぜひ取り入れてください。

「糸通し」は針穴に糸を通すための道具で、慣れないうちは力強い相棒になってくれます。「リッパー」は縫い間違えた糸を解くためのもの。糸切りばさみよりも縫い目に引っかけやすく、早くスムーズに糸を解くことができます。

おすすめの道具を紹介しましたが、すでに道具を持っている人もいるでしょう。「それらが手になじんでいる場合は、ぜひ、これからも大事に使い続けてください。今持っている道具が使いにくかったり、改めてそろえたりしたい場合には、紹介した目安を参考に」と布作家の石川ゆみさん。長く大切に使える道具といっしょに、裁縫の時間を楽しみましょう。

2019年4月11日
監修・石川ゆみ 写真・広瀬貴子 文・晴山香織

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2 件のコメント

あわてんぼうの私。コメントに書いたつもりが、ご意見ご感想の欄に書いてポチっとしてしまいました。申しわけございません!!!

すっかり、ご無沙汰の裁縫です。娘たちが小さな頃には、お揃いの洋服、保育園や学校に持って行く袋類、家の中のあれこれを作りましたが、今では繕い物がある時に、裁縫箱を開ける位です。これを機に、裁縫箱の中を見直してみようと思います。

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