枝元さんのきほん 1

春にんじんの
ポタージュ

料理・枝元なほみ 写真・野口健志 スタイリング・諸橋昌子
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春に店先に並ぶにんじんは、冬の寒さに耐え、やさしい甘みを蓄えて生まれてきます。玉ねぎといっしょに炒めてからゆっくりと煮て、ぽってりとろみのあるポタージュに仕上げましょう。朝日のようなおだやかなオレンジ色に、顔も心もほぐれます。

レシピを教えてくれたのは、料理家の枝元なほみさん。「にんじんと玉ねぎは、ゆるゆるとやさしい気持ちで炒めてね。食材にストレスがかからないよう、ゆったりとした気持ちで向き合うと、不思議とやさしい味になるみたい」。

休日に作ってゆっくりと味わったり、前日の夜に作っておいて朝ごはんにいただいたりしても。ほっとした気持ちをくれるやさしいスープです。

とろみづけに、炊いたご飯を使うのがポイント

材料(2〜3人分 )

にんじん…2本(およそ300g )

玉ねぎ…1/2個(およそ100g )

炊いたご飯…茶碗1/4杯(およそ40g ) 

オリーブオイル …大さじ1と1/2

チキンコンソメ(顆粒)…小さじ1

レモン汁、はちみつ…各小さじ1

好みでクミンシード、オレガノ(いずれもホール状、なければパウダー)…各適宜

塩 こしょう

下準備

・湯を4カップ用意します。

・クミンシードとオレガノは、すり鉢に入れてすりこ木ですりつぶします。

作り方

1 にんじんは小さめのいちょう切りに、玉ねぎは繊維に沿って縦に薄切りにします。

2 厚手の鍋にオリーブオイルと玉ねぎを入れます。弱めの中火にかけ、玉ねぎを焦がさないように炒めます。玉ねぎがしんなりとしたら、にんじんと、途中で塩小さじ1/2を加えて、にんじんが温まるまで2〜3分炒めます。

「野菜は焦がさないように、厚手の鍋で、
ゆっくりやさしく炒めてね」

3 にんじんにオイルが回ってツヤっとしたら、湯4カップと、ご飯、コンソメを加えてさっと混ぜます。少しずらしてふたをし、にんじんが柔らかくなるまで10〜15分煮ます。かくし味にレモン汁とはちみつを加えてさっと混ぜ、クミン、オレガノ各少々をふります。ここで味をみて、塩、こしょう各少々でととのえましょう。

ご飯を加えてコトコト煮ると、自然なとろみがつきます。

4 ハンドブレンダーを鍋に入れ、なめらかになるまで撹拌したら、できあがり。ミキサーを使う場合は、スープがぬるくなるくらいまでさましてから容器に移し、撹拌してから鍋に再び戻し入れて、温めなおします。

ハンドブレンダーは直接鍋に入れて使うことができるので、ポタージュ作りにあると便利です。なければミキサーを使うか、少し長めに煮て野菜をフォークで潰しても。

「スープ皿は、できれば、あらかじめ熱湯などで温めておいてね。ポタージュにはクミンやオレガノなどのスパイス、オリーブオイルの香りを加えていって、お好みの味をみつけていくのも楽しいし、カリカリに焼いたトーストを添えるのも私のお気に入りです」

にんじんの栄養を丸ごといただくポタージュ。豊富に含まれるβ-カロテンは、オイルを合わせると効果的に摂取できます。

文・編集部

2019年5月1日
料理・枝元なほみ 写真・野口健志 スタイリング・諸橋昌子

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1 件のコメント

にんじんのレシピはとてもうれしいです。ご飯でとろみをつけるのですね。どんなお味なのかワクワクします。優しいレシピをありがとうございます!

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