サフランスープはこんなふうに

野菜たっぷり
サフランスープ

文・写真・動画:松浦弥太郎
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残りもの野菜の悩みは尽きません。きれいに使い切れたらうれしいのですが、じゃがいもや玉ねぎ、にんじんなど、どうしても余りがちで古くなってしまいます。そんな時にぴったりの料理が、わが家の定番、野菜たっぷりサフランスープです。

スープのベースさえ覚えてしまえば、具材はどんな野菜でもオーケーです。しいていえば、イモ類、ねぎ類、根菜類、ハーブ類がバランスよく揃うと、言うことなしのおいしさです。じゃがいもの代わりに、かぼちゃやさつまいもでもよし。玉ねぎの代わりに、長ネギでもよし。にんじんの代わりにこぼうでもよし。ハーブはどんなものでも大丈夫。同じ大きさに切り揃えるのがルールです。かつおダシのパックを二回に分けて使うのがおいしさのポイントです。

材料(6人分)

じゃがいも…2コ

大根…1/4コ

にんじん…2本

たまねぎ…3コ(赤たまねぎを1コ混ぜました)

バジル…適量

にんにく…3片

しょうが…1/2 片

ローリエ…4枚

鷹の爪…1本(半分に切って種を取る)

サフランパウダー…0.2g

塩…6g

かつおダシパック…3袋

水…1000cc

残っていた野菜を取り出してみました。古いものからスープの具材に選んでいきます。

作り方

同じ大きさに切りそろえて、鍋に直接どんどん入れていきます。サラダのようです。

1 大根、たまねぎ、にんじん、じゃがいもを、すべて1センチ角に切ります。大根は葉も刻んで使います。バジル、にんにく、しょうがはみじん切りします。

サフランを入れました。このくらいの量です。サフランとかつおダシの相性はとてもいいのです。

2 大きめの鍋に具材をすべて入れ、ダシパックを2袋、サフラン、塩を加えます。水を入れて、全体をざっくりと混ぜ合わせます。

すべての材料が鍋に入りました。これからフタをしてじっくり煮込みます。野菜たっぷりヘルシーです。

3 フタをして中火であたためます。沸騰したら弱火にして、1時間ほど煮込みます。

4 1時間経ったら、ダシパックを取り出し、さらにもう1パックを加え、30分ほど弱火で煮込みます。

5 ダシパックを取り除き、黒コショー(分量外)で味を整えたら、出来上がりです。

サフランの色がきれいですね。二日目は味が落ち着いてさらにおいしくなります。
2021年8月9日
文・写真・動画:松浦弥太郎

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4 件のコメント

ベーコンを、入れても美味しそうです。で、出汁ですが、いりこも、昆布も、かつおも、うちでは、だしを取ってから、具材として、汁の中に入れたまま、食べてしまいます。だしの、素材、滋養がある気がして、栄養価は高いです。染みます。是非おすすめですよ。

サフラン。花のめしべを食に取り入れるという発想といい、それが何千年も継承されていることといい、なんだか奇跡のよう。 ヒトがサフランを利用しているのか、はたまた利用されているのか…そんな事を考えながら味わってみたい一品です。

スープは「御汁を飲むもの」という思い込みがありました。なので具を薄く切って入れたり、クリーム状にしたりばかりで。具は同じ大きさに切る。たっぷりでいい。もうサイドメニューではなく主菜でもOKかもですね!作ってみる気満々です。

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