子どもの頃、友人の家で食べた、ホームメイドのキャロットケーキのおいしさが忘れられません。こんなにおいしいものがあるなんてと驚きました。それから年月が経ち、母が大事に持っていた、昔の『奥様手帖』という小冊子の中に、アメリカの家庭で作られるキャロットケーキのレシピが載っているのを見つけ、いつか作りたいと思っていたのです。
キャロットケーキの特徴は、サラダ油を使うことです。バターと違ってあっさりしていて、とってもおいしく出来上がりました。クリームチーズのアイシングはお好みでどうぞ。『奥様手帖』のレシピを参考にしました。
* 参考文献 『奥様手帖』 1980/10月号
材料(作りやすい量)
にんじん…280g(大きめを1本)
干しぶどう…40g
くるみ(ロースト)…50g
玉子…2コ
サラダ油…200cc
砂糖…80g
バニラエッセンス…5滴
薄力粉…180g(ふるっておく)
シナモンパウダー…3g
ベーキングパウダー…4g
アイシングの材料
クリームチーズ…110g
バター…75g
レモン汁…30cc
バニラエッセンス…5滴
粉砂糖…100g
作り方
1 横20センチ縦15センチの型を使いました。型の内側にバターをうすく塗り、薄力粉を振ってから、余分な粉をはたいておきます(共に分量外)。
2 オーブンを160度にあたためておきます。皮をむいたにんじんを、チーズおろし器、もしくは、おろし金で、細くすりおろします。
3 大きめのボウルに、サラダ油と砂糖を入れ、ハンドミキサーでよく混ぜ、白っぽくなったら、溶き玉子を少しずつ加えて、さらに混ぜます。
4 すりおろしたにんじん、干しぶどう、刻んだくるみ、バニラエッセンスを加え、ヘラで混ぜ合わせます。
5 薄力粉にシナモンパウダーとベーキングパウダーを合わせて、生地の種が入ったボウルにザルでふるいながら、二三回に分けて加え、その都度、ヘラでさっくりと混ぜ合わせます。混ぜ過ぎないように注意。
6 生地を型に流し入れ、平らに整えたら、160度のオーブンで50分ほど焼きます。
7 ケーキを焼いている間に、アイシングを作ります。室温でやわらかくしたクリームチーズとバターに、レモン汁、バニラエッセンス、粉砂糖を加えて、よく練り混ぜます。
8 ケーキが焼きあがったら、オーブンから出し、型ごと網の上でしっかり冷まします。
9 冷めたキャロットケーキの上に、アイシングをたっぷり塗り、冷蔵庫で冷やします。アイシングが少し固まったら、好みの大きさに切り分けてお召し上がりください。(アイシングは完全には固まりません)
*冷蔵庫で2日ほど保存できます。
コメントを書く
今朝作ってみました!バナナケーキかチョコレートケーキをよくつくるのですが、スパイシーなのがとてもよかったのです。間違いなく定番になります。私が作っていると、家族が、それぞれやってきてボウルの中を確認していました。待ってる家族も嬉しそうでした
想像を超えて、とても美味しいです。こんがり焼けて、中はしっとり。人参とクルミと干しブドウとシナモンがぴったり仲良し♡香ばしくスパイシーです。レモンとチーズのアイシングもとびきり美味しくて、一緒に食べるとしあわせに心がとろけます。感謝です。
焼けましたよー。皆さん、お茶にいらしてください☆