アイロンかけを習慣に
シャツやブラウス、パンツやワンピース、ハンカチなど、ぴしっとアイロンがかかっていると気持ちのよいものです。シャツやブラウスのアイロンかけは、手間がかかるので、どうしてもクリーニング店にお願いしがちです。けれども、自分で洗濯し、アイロンをかけるという日々の習慣は、いろいろなことを学ばせてくれます。何事もまずは自分でやってみる。そういう心持ちが大切です。
アイロンのかけ方はシャツで学びましょう。シャツのアイロンかけがスムースにできるようになれば、どんなものでもお手のものです。最初はぎこちなくても、何度も基本のかけ方を繰り返せば、すぐに上達し、アイロンかけが、こんなに楽しいかと驚くことでしょう。たとえば、日曜の午後、一週間分のシャツのアイロンかけをまとめてやっておく。暮らしのリズムにもなり、なかなか良いものです。
シャツはこんなふうに
シャツのアイロンのかけ方を紹介しましょう。デザインによって多少の手間が変わりますが、この手順を基本にしてください。スチーム機能のついていないアイロンの場合は、霧吹きでシャツ全体を軽くしめらせておきます。
小さなパーツを先にアイロンをかけていきます。順序としては、カフス、エリ、ソデ、左前身頃、背中、右前見頃、肩と進めていきます。最後に仕上げとして、全体をよく見て、シワや線がついていないかを確認し、ついていればアイロンをかけて伸ばします。しつこいシワや線がついていたら、指先に水をつけ、シワや線をなぞって湿らせ、上からアイロンで伸ばしていきます。
シャツのアイロンかけのポイントは、エリとカフスと胸部分、脇や肩にある生地の縫い目です。この部分は目立ちますので念入りにかけます。
アイロンかけのコツ
右利きの方はアイロンを右手でかけると思います。その時に左手の使い方がポイントです。生地を左手の指で引っ張るように伸ばしながら、それを追うようにアイロンの先を前に進めていきます。アイロンは右から左、もしくは下から上に動かします。
力を入れる必要はありません。生地はアイロンの重さで伸ばしていきます。部分によって、左から右にアイロンを動かさなければいけない場合があります。その際はアイロンを左手に持ち替え、右手で生地を引っ張るように伸ばしながらかけるとよいでしょう。
大切なのはアイロンを動かす手ではなく、生地を伸ばしていく手であり指先です。アイロンのかけ終わったシャツは、まだ水分を含んでいます。ハンガーにかけて乾かしてから畳むなどして収納します。
人の手に勝るものなし
クリーニング済でアイロンがかかったシャツは、そのまま着ると、一見きれいですが、必ず折りシワがついています。その場合は、着る前に自分でアイロンをかけるとよいでしょう。一度アイロンがかかっていますので全体を軽くかけるだけで、アイロン初心者でも、とてもきれいに仕上がりますので簡単です。
自分の手でアイロンをかけたシャツは見てすぐにわかります。ピシっとしていながらも、ふんわりと柔らかく仕上がれば、着心地も気持ちもよいものになるでしょう。まごころを込めた人の手に勝るものはないのです。
最後に。白いシャツはお湯で洗ってください。それだけで襟の汚れなどとてもきれいに取れて真っ白に仕上がります。
コメントを書く
自分でシャツをアイロンしてみた。
狩りにいく道具を手入れしているような、
男の気分になりました。
毎週末にシャツをアイロンがけしてます。今回の記事を参考にして、腕をみがいていきます
お湯洗い、確かによく落ちます。アイロンかけも面倒ですが、この記事を参考にしてぼちぼち頑張ります。