大学いもはこんなふうに

あまくて
ほくほく

文・写真・動画:松浦弥太郎
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子どもの頃、祖母の家へ行くと、いつも大学いもを作ってくれました。ツンとしたしょう油とみりんを煮詰めたあまいにおいが忘れられません。作りたてをほくほくしながら頬張りたくて、指をくわえて待ったものです。祖母は天日干ししたさつまいもを使っていました。そんなふうにひと手間かけた大学いもは、どんなお菓子やケーキよりもあまくておいしかったのです。

祖母の味を思い出しながら大学いもを作ってみました。天日干しの代わりにレンジを使います。子どもが食べやすいように小さく切った、愛情たっぷりのヘルシーな大学いもをぜひお試しください。

材料(2人分)

さつまいも…1本

砂糖…大サジ2杯

みりん…大サジ2杯

しょう油…小サジ2杯

黒ごま…ひとつまみ

塩…ひとつまみ

揚げ油…適量

レンジにかけることで、天日干ししたように、ほくほくの食感になります。

作り方

1 さつまいもの皮をピーラーを使って厚めにむき、食べやすい大きさに乱切りしたら、5分ほど水につけておきます。

2 さつまいもの水気をキッチンペーパーなどでよく拭き取ります。

3 600Wで2分ほど、さつまいもをレンジにかけます。

3 鍋にさつまいもを入れて、少しかぶるくらいの揚げ油を加えて、5分ほど弱火で揚げます。

食べやすい大きさに切ったさつまいもを、常温からじっくりと揚げていきます。

4 フライパンで、砂糖、みりん、しょう油を、弱火であたためながら混ぜ合わせ、ひと煮立ちして泡状になったら、さつまいもを加えてよくからめます。

5 さつまいもに照りがでたら火を止めて、ひとつまみの黒ゴマと塩をふりかけたら、出来上がりです。

お弁当のおかずにもうれしい大学いもです。
2020年5月8日
文・写真・動画:松浦弥太郎

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4 件のコメント

畑からとってきたばかりの安納芋で、作ってみました。簡単で、美味しくて、家族にも大好評でした。今まで、大学芋は、作るのに大変そうと、敬遠していましたが、いがいに簡単だったので、また作りたいと思います。

あまくて、ほくほく大学いもつくりました。揚げているときのおいもの良いにおい、たれをからめているときの甘いにおい、贅沢なじかん…できたてのほくほくをいただくしあわせなじかん…休憩の楽しみにお弁当箱にも入れました。わたしへのきょうのご褒美^^

さっそく夜に作りました!おいしくてしあわせです♪。子どものおやつにいいですね。お弁当にも。次回は天日干し、やってみたいです。ありがとうございました。感謝。

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