忘れかけていたおいしさと再会しました。こんなにうれしいことはありません。母の味を思い出しながら炒り豆腐を作ってみたら、そうそう、この味、このおいしさだと喜びました。具材はにんじんとコーンだけのシンプルな炒り豆腐。仕上げにきぬさやを加えます。
こんな思い出があります。食欲が無くてご飯を食べたくない時、母は炒り豆腐をさっと作ってくれて、茶碗に一杯よそって、「これなら食べれるでしょ」と言いました。その時、おいしさとはやさしさなんだなあと実感しました。炒り豆腐をご飯のようにスプーンですくって食べたのです。
しょう油の分量はおかず用にしてありますので、炒り豆腐だけを食べる時は、半量に減らしてください。今回は、玉子でまとめていますが、玉子なしでもおいしく出来上がります。おいしさのポイントは豆腐の水切りです。冷蔵庫で3日ほど保存できます。お弁当のおかずにもお役立て下さい。
材料(2人分)
木綿豆腐…1丁
玉子…1コ
にんじん…50g
コーン缶…40g
絹さや…10g
しょう油…大サジ2杯
みりん…小サジ2杯
砂糖…大サジ1/2杯
サラダ油…大サジ1杯
作り方
1 にんじんをさいの目に切ります。コーンはしっかり水気を切っておきます。絹さやの筋をとり、ゆでてから、斜めに細切りします。
2 豆腐を2枚重ねたキッチンペーパーで包み、600Wのレンジで5分ほどあたためて水切りをします。
3 しょう油とみりん、砂糖をよく混ぜ合わせておきます。
4 中火の鍋にサラダ油を入れ、にんじんとコーンを入れて、にんじんに火が入るくらいに炒め、豆腐を手でほぐしながら加えます。
5 混ぜ合わせた調味料を加えて、よく混ぜながらしっかり炒め、汁気が減ってきたら、溶き玉子を入れ、ぽろぽろになるまで、よく炒めたら出来上がりです。絹さやをのせてお召し上がりください。
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コーン入れると彩りも綺麗だし、味わいも変化有り、美味しそうですね。
簡単に作れるし美味しいし、家族も大好きな一品で、何度もリクエストされます。
私の母の『うの花・おからの煮物』を思いだしました。炒り豆腐をご飯にのせて食べたい😃松浦さん、ありがとうございます😃作っていただきます😃優しさあふれるお料理、松浦さんのお母さま、おばあさまの味を教えて下さり感謝します😃