太陽の日差しをいっぱいに浴び、たくさんの実をつける枝豆。その小さなひと粒には、たんぱく質やカルシウム、ビタミン類など、豊富な栄養がつまっています。アルコールの分解を進め、二日酔いを防いでくれるので、お酒のおつまみとしても最適ですね。新鮮なうちにさやごとゆでて、おいしさも栄養もまるごといただきましょう。
おいしい枝豆
暑くなるにつれて、どんどんおいしくなる枝豆。店頭では、袋に入った状態で並んでいるものが多いですが、枝から切り離すと、次第に味が落ちてしまいますので、出来るだけ、鮮度のよい枝つきを手に入れましょう。
枝つきの場合、さやがたくさんついて、枝が青々としているものを選びましょう。さやは、全体をきれいなうぶ毛が覆い、ピンと張っているもの、緑色が鮮やかで、均一にふっくらしているものが新鮮です。黒ずんでいるものは、収穫から日が経っている可能性があります。
きほんの洗い方
はさみを使い、枝からさやを切り離します。この時、さやを傷つけないように、へたの先端で切るようにします。さやまで切ってしまうと、ゆでる時に、切ったところから水が入ってしまい、ゆで上がりが水っぽくなります。風味や栄養も逃げてしまうので、注意しましょう。
すべてを切り離したら、水をたっぷりはったボウルにしばらくつけておきます。大きめのボウルがあると便利でしょう。さやをふやかし、表面の汚れを落としたら、一度、手を使って洗い、ザルに上げます。
塩を適量振り、こすり合わせるように全体をもみます。これは、塩の粒でさやをきれいにする作業で、下味をつけるためではありません。口あたりがなめらかになり、食べやすくなります。その後、ふたたび洗い流しましょう。
枝豆を味わう
材料(作りやすい分量)
枝豆…ひと枝分(袋入りであれば1パック分)
作り方
1 鍋にたっぷりの水を入れ、沸騰させます。水の分量は、すべての枝豆が隠れるくらいが目安です。沸騰したら枝豆を入れます。
2 枝豆の鮮度や大きさなどにより、ちょうどよいゆで加減が異なりますので、5分おきに1つ取り出して食べてみて、ゆで加減を確認しましょう。実がかたかったり、青くさかったりしたら、さらにゆでます。
3 ゆで上がったら、ザルにあげます。
4 全体を平たくならします。一気に冷ますほうが美味しくなりますので、団扇などで仰ぎましょう。粗熱を取ったら出来上がりです。
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