きほんのボタン付け

たのしい
裁縫 5

文:加藤奈津子 写真・動画:松浦弥太郎
文字サイズ

いつもの洋服のボタンが、なんだかゆるんできたなと気づいたら、ボタン付けの出番です。「どんなやり方だったかな?」と思ったら、いつでもここでおさらいしましょう。2つ穴ボタンも4つ穴ボタンも、やり方は同じ。しっかりと丈夫なことはもちろん、裏面まで美しく仕上がるのが嬉しい、ボタン付けの方法です。

糸は、長すぎるとやりにくいので、40〜50cm用意しましょう。針に糸を通し、糸端を2本一緒に玉結びした「2本どり」で丈夫に仕上げます。

ボタン付けはこんなふうに

1 糸は2本どりにして、玉結びを作ります。ボタンを付ける位置に、布の表から裏に針を刺し、すぐ横の位置から表に針を出して引き抜きます。

2  ボタンの穴2つに針を通し、1針目の玉結びを挟むように、針を表から裏に刺して引き抜きます。ボタンの穴の真下に針を刺すのではなく、中心(玉結びの位置)近くに集めることで、縫い目が小さくまとまり、きれいな裏面に仕上がります。

3  針を布の裏から表へ刺し、2つのボタン穴を通り、布の裏へと刺します。繰り返して、2つのボタン穴に全部で3回糸を通します。ボタンをはめやすいように、布地の厚み分、ボタンは少し浮かせて付けます。

4  残りの2つのボタン穴にも、同様にして、3回糸を通します。

5  ボタンと布の間に針を出して引き抜きます。ボタンと布の間の糸に、3回、糸をきつめに巻きつけます。

6 付け根から布の裏へ針を刺して引き抜き、布の裏で玉止めをします。布の表に針を戻し、糸が巻いてある部分に針を2回刺し通し、糸を切ります。糸の端を裏面に残さないので、ほつれにくくなり、針を刺し通すことで、糸の柱の強度もアップします。

ボタンと布との距離は、長すぎるとゆるくなり、短すぎるとボタンがかけずらくなるので、布の厚さに合わせて調整することが大切です。糸をクロスにかけたい場合も、同じやり方で付けられます。

協力:石川ゆみ

2016年5月19日
文:加藤奈津子 写真・動画:松浦弥太郎

コメントを書く

あなたのコメントをみなさんとシェアしませんか。
3 件のコメント

今まで何十個もボタン付けしてきたのに、こんな風にきれいに糸の始末を付けられることを、初めて知りました。
知らなかったことを知ることは、ちょっと恥ずかしいけど嬉しいなあ。

ゆっくり、裁縫をする時間が欲しいなぁ〜と、いつも『たのしい裁縫』の記事を見て思います。
裁縫は、楽しいですよね。

アイロンがけとボタン付け。私が無心で行ってしまう楽しみなことなのです。私の仕方とはちょっと違う方法です。さっそく今度試してみます!

この記事にお便りを送る

ご意見、ご感想などお聞かせください

カテゴリー

「あこがれる」のその他の記事

C9e6c6a143943b0e05e7c8eec8ee4ae5d3c804dc5e6cef514df1a1660bf8288f

むつかしく ありません

じんわりと心にしみいるような、おいしいみそ汁がいただける毎日にあこがれます。
328186d6c7e6ed951f19204c738c48558861cd67e3f845ab70eec0186c466184

モン・サン ミシェルへ

モン・サン・ミッシェル名物、世界一のスフレ・オムレツを家庭で。
6fd844a2bb33cfdba0f5ac6dd804afd97403952b5d60300313575574da043173

たのしい 裁縫 6

スカートやズボンなど、裾上げが美しく仕上がると嬉しいですね。きほんのまつり縫いを紹介します。

新着記事

058a4016561a1097a0d35e46c3ece687691a0b4199bdc6017046300d997fbe49

サクサクでうれしく じゅわっとおいしく

手でつかむようにせっせと練って、カタチをていねいに整えて、じっくりと焼くハンバーグのおいしさは、まさに家庭の味です。
NEW
C0950ee29b534f2bb8e2872d35de509617135ab3ad2bfa639ed1bfdd0dc930da

美しくて 楽しいこと

便利すぎて、新しすぎる暮らしはあじけないものです。そこで思うのが「手に勝る道具なし」という言葉です。

人気記事

週間
月間
すべて
▲TOPへ