抜き型を使わずに、手で生地をやさしく丸めて焼くカントリークッキー。アメリカでは、おかあさんが子どもを思って「おいしくなあれ」と祈りながら、手の平で生地のかたちを整えて、まわりはサクサク、中はしっとりと焼き上げます。
カントリークッキーは、さながら日本のおにぎりのようです。家々によって中身の具が違うのもおにぎりと一緒。ぜひ、今日のおやつに、生地をやさしくまんまるに丸めて、ふっくらと焼いてみてください。全粒粉の香ばしさ、オートミールの食感、ホワイトチョコレートとクランベリーの組み合わせが、おいしさの秘訣です。カントリークッキーは母の味です。
材料(8枚分)
バター(常温に戻す)…100g
てんさい糖(砂糖でも可)…100g
バニラビーンズ…1/4本(5センチほど)
玉子…1コ
全粒粉…90g
オートミール…90g
ベーキングパウダー…1g
ホワイトチョコレート(1センチ角に刻む)…60g
ドライクランベリー…70g
塩…ひとつまみ
作り方
1 バニラビーンズのさやの片側に、庖丁でタテに切れ目を入れ、種をスプーンでこそいで取り出します。
2 バニラビーンズの種と、てんさい糖を、ボウルで混ぜ合わせます。
3 常温にしたバターを加え、ヘラを使ってしっかり混ぜます。
4 溶き玉子を、2回に分けて、ボウルに加えて、混ぜます。
5 全粒粉を、3回に分けて、ボウルに加えて、混ぜます。
6 オートミール、ホワイトチョコレート、クランベリー、ベーキングパウダー、塩をボウルに加えて、ヘラを使って、しっかり混ぜます。
7 生地を直径5センチほどの棒状にまとめ、ラップをして、冷蔵庫で2時間ほど寝かせます。
8 生地を8等分に切り分け、おむすびを握るように、手の平でぎゅっとかためるように丸めて、直径5センチ、厚さ1.5センチほどに整え、ベーキングシートをしいた天板に、等間隔にして置きます。
9 180度に予熱したオーブンで10分ほど焼きます。天板を一度取り出し、くずれた生地のかたちを、スプーンの先を使って整えます。さらに160度で5〜6分ほど焼いて出来上がりです。
しばらく置いて表面が乾いたら、裏返して、しっかり粗熱を取ってから召し上がり下さい。
*オーブンによって焼き具合が変わりますので、様子を見ながら、焼き時間を調整してください。
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焼くと広がるタイプのクッキーは初めて作ったので、お店で売っているような大きなクッキーが焼きあがって楽しかったです。
生地がしっかり甘いので、クランベリーの甘酸っぱさが際立って美味しかったです。
なんてしあわせ者なのだろう!って胸が熱くなりました。何度もレシピを読み、手順通りにていねいに作りました。心踊らせて。チョコの甘さとクランベリーの甘酸っぱさ。サクサクしっとり。言葉で言い尽くせない大いなるママの味に家族のとびきりの笑顔。感謝!