小さくてかわいい多肉植物を使って、寄せ植えを作ってみましょう。寄せ植えとは、ひとつの鉢の中に、気に入った植物をいくつか植えることです。庭がなくても、いろいろな植物の表情が楽しめ、鉢の中に自分だけの小さな世界を作れるのが、寄せ植えの楽しみです。
多肉植物は丈夫で育てやすく、誰でも気軽に寄せ植えを作ることができます。小ぶりなのでいつものテーブルの上で作業ができて、一度植えると季節とともに表情を変えながら、長く楽しめるのも魅力です。何よりわくわくするのが、その種類の多さ。色も形もさまざまで、そのどれもが、思わずにっこりしてしまう愛らしさなのです。
お気に入りを選びます
最初は3~4種類の寄せ植えから始めてみましょう。まずは、主役となる1つを選びます。かわいくて思わず目が合ったものにするといいでしょう。次にそれに合う脇役を2つか3つ選びます。どんなふうに成長していくかを想像して選べば、1年後、2年後が楽しみになります。選ぶときは、ぷっくりとハリがあり、葉先がぎゅっと詰まって茎が間延びしていない、元気な苗を選びましょう。
好きな鉢を用意します
多肉植物の家となる、鉢を選ぶのも楽しみのひとつです。小さいので、湯のみやカップなど家にある器でも楽しむことができます。底に穴があいている方が、水はけがよく管理はしやすくなります。
家にあるものも道具に
土は、多肉植物用の培養土が栄養のバランスもよく便利です。鉢穴から土がこぼれるのを防ぐ鉢底ネットは、キッチンの三角コーナー用の水切りネットで代用できます。土をすくうスコップは、トイレットペーパーの芯を斜めにカットしたものでも。小さいので、配置をするときにはピンセットが活躍します。
植えてみましょう
鉢穴が隠れるように鉢底ネットを置きます。苗をポットから取り出して、土を優しくほぐしながら落とします。株を分割できるものは、ほぐしながら分けておくと、配置がしやすくなります。鉢のフチから4センチほど下になるように土を入れ、苗を植えます。
重ねるのがポイントです
密集させて植えると、一体感が出て、まるで庭の一角を切り取ったような自然な雰囲気に仕上がります。まずは脇役となる苗を1つ端に植えて、次にその上に重ねるようにして、主役の苗を植えます。残りの苗は、主役に寄せながら株と株の間を詰めて植えます。根はピンセットで土の中にていねいに差し込み、優しく土をかぶせます。
水やりはこんなふうに
寄せ植えをしたばかりの多肉植物は、まだ根が水を吸う準備ができていないため、水やりはしません。水をあげるのは1週間後。根に届くよう、鉢底から水が出るまでたっぷりとあげます。さらに1週間後、土に竹串をさしてみて、濡れているようであれば、もっと風通しのいい場所に置いてあげましょう。多肉は蒸れが苦手です。竹串が乾いていれば、さらに1週間後に水やりをします。その後は月に何度と決めず、土が乾き、水を欲しそうにしていたら、たっぷりとあげましょう。
多肉は光と風が大好きです
鉢は、屋外の風通しと日当たりのいい場所に置きます。室内に飾る日があってもいいですが、普段は外で育てましょう。大切なのは、気にかけてよく見てあげることです。花を咲かせ、紅葉し、季節とともにゆっくりと変化していく小さな多肉の世界を、優しく見守り育てていきましょう。
協力:季色(TOKIIRO)
コメントを書く
バラに、夢中になってたあいだに、多肉植物ブームが来ていたのですね。早速ペペロミア、ツルギク、アモエナ等で寄せ植えしてみました。ロジアのテーブルのアクセントにもなり、とってもかわいいです
ぷっくりつるつるな葉っぱ。小さくて元気な姿が子どもみたいで可愛いですね。植え方と育て方がとても分かりやすいです。春の気持ちのいい日、記念になるような日に一つ。植えようと思います。ありがとうございます。感謝🌱
今日、多肉植物を買ってきました、
さぁ挑戦。可愛くしたいので赤い器、
水はけが悪いので少し不安。大丈夫、きっと育って行くわー