うれしくてたのしい園芸

ちいさくて
かわいらしい

文:加藤奈津子 写真・動画:元家健吾
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小さくてかわいい多肉植物を使って、寄せ植えを作ってみましょう。寄せ植えとは、ひとつの鉢の中に、気に入った植物をいくつか植えることです。庭がなくても、いろいろな植物の表情が楽しめ、鉢の中に自分だけの小さな世界を作れるのが、寄せ植えの楽しみです。

多肉植物は丈夫で育てやすく、誰でも気軽に寄せ植えを作ることができます。小ぶりなのでいつものテーブルの上で作業ができて、一度植えると季節とともに表情を変えながら、長く楽しめるのも魅力です。何よりわくわくするのが、その種類の多さ。色も形もさまざまで、そのどれもが、思わずにっこりしてしまう愛らしさなのです。

お気に入りを選びます

最初は3~4種類の寄せ植えから始めてみましょう。まずは、主役となる1つを選びます。かわいくて思わず目が合ったものにするといいでしょう。次にそれに合う脇役を2つか3つ選びます。どんなふうに成長していくかを想像して選べば、1年後、2年後が楽しみになります。選ぶときは、ぷっくりとハリがあり、葉先がぎゅっと詰まって茎が間延びしていない、元気な苗を選びましょう。

好きな鉢を用意します

多肉植物の家となる、鉢を選ぶのも楽しみのひとつです。小さいので、湯のみやカップなど家にある器でも楽しむことができます。底に穴があいている方が、水はけがよく管理はしやすくなります。

家にあるものも道具に

土は、多肉植物用の培養土が栄養のバランスもよく便利です。鉢穴から土がこぼれるのを防ぐ鉢底ネットは、キッチンの三角コーナー用の水切りネットで代用できます。土をすくうスコップは、トイレットペーパーの芯を斜めにカットしたものでも。小さいので、配置をするときにはピンセットが活躍します。

植えてみましょう

多肉植物の寄せ植えは、根がしっかり根付きやすい、春か秋の生育期にするのがおすすめです。

鉢穴が隠れるように鉢底ネットを置きます。苗をポットから取り出して、土を優しくほぐしながら落とします。株を分割できるものは、ほぐしながら分けておくと、配置がしやすくなります。鉢のフチから4センチほど下になるように土を入れ、苗を植えます。

重ねるのがポイントです

高さに違いを出し、全体がこんもりと見えるように植えると、かわいいシルエットになります。

密集させて植えると、一体感が出て、まるで庭の一角を切り取ったような自然な雰囲気に仕上がります。まずは脇役となる苗を1つ端に植えて、次にその上に重ねるようにして、主役の苗を植えます。残りの苗は、主役に寄せながら株と株の間を詰めて植えます。根はピンセットで土の中にていねいに差し込み、優しく土をかぶせます。

水やりはこんなふうに

寄せ植えをしたばかりの多肉植物は、まだ根が水を吸う準備ができていないため、水やりはしません。水をあげるのは1週間後。根に届くよう、鉢底から水が出るまでたっぷりとあげます。さらに1週間後、土に竹串をさしてみて、濡れているようであれば、もっと風通しのいい場所に置いてあげましょう。多肉は蒸れが苦手です。竹串が乾いていれば、さらに1週間後に水やりをします。その後は月に何度と決めず、土が乾き、水を欲しそうにしていたら、たっぷりとあげましょう。

多肉は光と風が大好きです

鉢は、屋外の風通しと日当たりのいい場所に置きます。室内に飾る日があってもいいですが、普段は外で育てましょう。大切なのは、気にかけてよく見てあげることです。花を咲かせ、紅葉し、季節とともにゆっくりと変化していく小さな多肉の世界を、優しく見守り育てていきましょう。

自分だけの小さな庭は、日常に寄り添い、心にそっと潤いをもたらしてくれるでしょう。

協力:季色(TOKIIRO

2016年3月17日
文:加藤奈津子 写真・動画:元家健吾

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4 件のコメント

バラに、夢中になってたあいだに、多肉植物ブームが来ていたのですね。早速ペペロミア、ツルギク、アモエナ等で寄せ植えしてみました。ロジアのテーブルのアクセントにもなり、とってもかわいいです

ぷっくりつるつるな葉っぱ。小さくて元気な姿が子どもみたいで可愛いですね。植え方と育て方がとても分かりやすいです。春の気持ちのいい日、記念になるような日に一つ。植えようと思います。ありがとうございます。感謝🌱

今日、多肉植物を買ってきました、
さぁ挑戦。可愛くしたいので赤い器、
水はけが悪いので少し不安。大丈夫、きっと育って行くわー

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