毎日料理をするたびに、使った庖丁をせっせと洗っていますが、庖丁を洗いながら、ふと、庖丁の正しい洗い方とは、これでよいのかどうかと疑問を持ちました。
昨日までのあたりまえ
庖丁というのは、刃で食材を切りますので、刃の部分が汚れます。刃についた汚れを、洗剤をつけたスポンジで洗い落とせばいいというのが、昨日までのあたりまえでした。実をいうと、庖丁の柄をよく洗うということを忘れていたのです。さっと水で流すくらいで済ませていました。
見落としていた柄
料理をしているときの手は、水に濡れたり、食材を触ったりして、いろいろなものに触れています。そんな手で持つ柄ですから、汚れているのは当然でしょう。庖丁でいちばん汚れているのは、実は、持ち手である柄の部分だと気がついたのです。
正しい洗い方
もちろん、刃の汚れを落とすことは大切です。しかも、庖丁の刃の背から、スポンジではさむようにして洗わないと、うっかり指やスポンジを切ってしまうこともあるでしょう。
利き手で洗剤をつけたスポンジを持ち、反対側の手で庖丁の柄をしっかり持ちます。刃を向こう側へ向けて、スポンジを二つ折りにし、庖丁を挟むようにして、両面をいっぺんに洗います。
そのあとで、刃の背中側を持ち、柄と、刃と柄のつなぎ目も洗います。さいごは、乾いたフキンで全体の水気を取ります。
まとめてみると
普段、あたり前と思っていることを、ふと立ち止まって、見なおしてみる。そうすると、こんなふうに、今まで気がつけなかったことに出会えることがあります。今回は、よく使う庖丁の洗い方に発見がありました。
目には見えないところこそ、実はけっこう汚れていて、これからは、そういったところにも目を向けて、しっかり洗ってあげようという心がけが生まれました。日々の暮らしというのは、こういった気づきや発見が、おもしろく、楽しくしてくれるのです。
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以前、台所の中で最も菌が多い場所を調べるテレビ番組があり、包丁の刃と柄の境目が上位でした。
それを見てからは、気をつけて洗うようにしています。
確かにそうですね。見落としていました。今日から柄までしっかり洗いますね。
私も、常々、?包丁の柄は洗ったほうが良いのでは⁉と思っておりました。嬉しいです。