きほんの節約はこんなふうに

もったいない
あれやこれや

文・写真:松浦弥太郎 
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光熱費の節約は大切です。しかし、節約することによって、心地よさや、おだやかさを失ってしまうのはさみしいこと。ですから、「節約をする」を「無駄を減らす」というふうに、言葉と考え方を変えてみましょう。理想は、無駄をなくす心がけが、心から楽しくなることです。あ、そうか、こうしよう、ああしようと、自然と思いついて、うきうきした気持ちで無駄が減らせればよいでしょう。

無駄を減らすと気持ちに余裕が生まれます。

まずは水道

ご存じでしょうか。水道の無駄の多くがバスタイムのシャワーの使い方にあります。とにかくシャワーを出し続けないことです。シャワーは1分で12リットルの水が流れていきます。温かいシャワーを体にかけると気持ちがよいものです。リラックス効果があるのですが、ずっと湯を出し続けないようにしましょう。洗顔、歯磨き中も同様です。水道代だけでなくガス代にも影響しますから。

食事の後の、食器洗いはいかがでしょうか。ここでのポイントは、ある程度、洗うものがたまってから、まとめて洗うことです。汚れた先から、ひとつひとつ洗うのではなく、まとめて手際よく洗うこと。それだけで水道の無駄は確実に減ります。

食器洗いと同じように、洗濯もたくさんの量をまとめて洗うことです。自分の洗濯機が一度にどのくらいの量を洗えるのかを確認しておきましょう。半分程度の量で洗うのは、水道も電気も無駄になります。洗いたくなる気持ちをおさえて、洗濯物はたまってから洗いましょう。

トイレを忘れてはいけません。トイレの大小をきちんと使い分けることです。生活用水の三割が、トイレであることを知っておきましょう。

光熱費の年間グラフを作ってもよいでしょう。

ガスも大事

ガス給湯器の設定温度を少し低くしてみましょう。寒い冬になりますと、設定温度を上げがちになるので注意です。シャワーを浴びたり、湯で食器を洗う時間を短くすると、水道と同様に、ガスの無駄を減らすことにつながります。

料理において、鍋ややかんは、できるだけフタを使うことです。温める時、食材に熱を通す時は、フタをすることで無駄な火力を使わなくて済みます。

エネルギーは無限にあるものではないのです。

そして電気

電気の消費量のポイントは冷蔵庫です。設定温度を季節に合わせて適正に調整しましょう。そして、内部の温度をできるだけ変化させないように、扉の開け閉めはすばやくすること。また、熱を持った料理はしっかりと冷ましてから入れることです。冷蔵庫は中の食材が、60〜70%入っているくらいが最も効率がよいと言われています。冷蔵庫の中身が、多すぎないか少なすぎないかを常にチェックしましょう。

まとめてみると

光熱費はいわば暮らしのランニングコストです。まずは、自分の暮らしにおいて、バランスのとれたランニングコストを知ることです。まあ、いいやと、なりがちですが、ほんのわずかなことでも一年単位で考えると大きなコストになります。光熱費の無駄について興味を持つことからはじめてみましょう。

2015年10月30日
文・写真:松浦弥太郎 

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