口が「おいしい」と喜ぶ、味濃くはっきりしたごちそうを食べ続けると、心が「おいしい」と喜ぶ、素朴でやさしい味の家庭料理が食べたくなります。
あったかい茶粥(ちゃがゆ)はいかがでしょうか。茶粥とは、ほうじ茶で、米をじっくりと炊きあげたお粥です。香り高いほうじ茶が醸し出す、まろやかでおだやかな味わいに、「ああ、おいしいって、こういう味だったんだ……」と涙がポロポロとこぼれそうになります。心がしみじみと癒されるでしょう。茶粥には私たちが忘れかけた、つづまやかなおいしさがあるのです。
茶粥には、ティーバッグのほうじ茶が便利。
材料(2人分)
米…1/2合
ほうじ茶(ティーバッグ)…約5g
水…1リットル
塩…ひとつまみ
作り方
1 米はといで、ザルにあげておき、30分ほどおきます。
2 鍋に水を入れ、ほうじ茶を入れた茶袋を入れて煮出します。
3 塩を加えて、といだ米を入れて、弱火で40分ほど、フタをせず煮ます。煮ている間に、1、2度全体をかき混ぜます。泡が浮かんだら、すくい取ります。
4 米粒がふっくらとして、芯がなくなったときに、火からおろします。フタをして5分ほど蒸らせば出来上がりです。結んだ三つ葉を浮かべて、お召し上がり下さい。
なんて素朴でやさしい味わいなのでしょう。
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これから寒くなる季節。ほうじ茶は身体を温める作用がある茶葉で、香ばしく、レシピもシンプル!早速味わってみたくなりました。今週末につくってみます。いつも心が温まるレシピをありがとうございます。
?茶粥!なんて優しい響き。息が白くなったら作りましょう。寒さが待ち遠しくなりました。