テーブルの拭き方

こころも
すっきり

文・写真:松浦弥太郎 
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拭き方はいろいろ

私たちは一日に何度もテーブルを拭きますが、みなさんはどんなふうに拭いているでしょうか。いろいろな人にテーブルの拭き方を聞いてみました。

すると、ぬらしたフキンを、よく絞って使うのは同じですが、円を描くように拭く人。前後に動かして拭く人。ジグザグに動かして拭く人。ごしごしとちからを入れて拭く人など、それぞれ違っていました。さて、正しい拭き方は、どんな拭き方でしょうか。

急がずゆっくりと拭きましょう。

よく絞ること

テーブルの拭き方をおさらいしてみましょう。まずは、フキンを濡らし、絞って水気を切ります。水気をよく絞っていないと、いくら拭いても、水気で汚れを広げてしまうことになりますので注意です。濡れ跡がつかないようにフキンはしっかり絞ることです。

奥から手前に

水気をよく絞ったフキンを、手の平より少し大きめに畳みます。右利きの方でしたら、テーブルや食卓の右上奥にふきんを置いて、そのまま左に、フキンの全体にちからがかかるように動かします。左上奥に行きましたら、少し下にずらし、左から右へと動かします。そんなふうにして、奥から手前へと拭いていきます。最後はテーブルの一番手前までを拭ききります。こうすれば、小さなゴミや汚れが散らばらずに、最後のひと拭きでまとめられるでしょう。

テーブルを拭くことも料理のひとつです。

できれば乾拭きを

いくらしっかり水気を絞ったフキンでも、わずかに水分が残っていますので、しっかり拭いたテーブルは濡れた状態です。ですから、乾いたフキンでもう一度同じように拭きます。これで完璧です。きれいなテーブルに、器やお皿を置くと、不思議といつもよりすてきに見えるものです。

心をこめる

きれいに拭いたテーブルで、食事や仕事をすると、たいへん気持ちがよいものです。単に汚れを取ればいいということではなく、何かをする前と後に、心をこめて準備をし、片付けをするということが、大切な作法なのです。どんなに忙しくても、この時だけは心を鎮めて、ゆっくりと行いましょう。

2015年9月25日
文・写真:松浦弥太郎 

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5 件のコメント

ていねいにしぼって、奥のほうから手前まで。ですね。線を描くように拭いていると、不思議です。おだやかな気持ちになりますね。すてきを教えてくださって感謝です。

「何かをする前と後に、心をこめて準備をし片付けをする」「どんなに忙しくても、この時だけは心を鎮めて」。いつも忘れずに心をこめてていねいに拭きます。教えてくださりありがとうございます。感謝。

ひとつひとつの行為に、想いを紡ぐ。
くらしのきほんは、ささやかな心配りから。
大事に、そして忘れずにいたい心掛けです。

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